令和6年9月 ホームページリニューアルしました。 第18回再生可能エネルギー世界展示会&フォーラムに出展しました。
小水力発電機の単独運転防止装置の役割
小水力発電の単独運転防止装置(Anti-Islanding Device)は、小規模な水力発電システムが電力網に接続されている場合に、意図しない「単独運転(アイランディング)」を防ぐための装置です。単独運転とは、電力網が停電などで電力供給を停止した際にも、発電システムが自律的に動作し続ける現象を指します。これが発生すると、以下のような問題が起こる可能性があります。
安全性の問題
電力会社の作業員が停電の原因を修理しようとした際に、未だに電気が供給されていると感電の危険がある。
機器の損傷
自律的に動作している発電システムが、規定外の電圧や周波数で動作することにより、接続されている機器に損傷を与える可能性がある。
品質の低下
単独運転時の電圧や周波数の不安定さにより、電力の品質が低下する。
単独運転防止装置(オリジンの商品名)は、電力網が正常に稼働していることを常に監視し、異常を検知した場合には即座に発電システムを停止させる役割を果たします。具体的には、以下のような機能があります。
電圧および周波数の監視:電力網の電圧および周波数を常時監視し、規定範囲外になった場合に発電を停止する。
反応速度 :異常を検知した際に、迅速にシステムを停止させるための高い反応速度を持つ。
東京電力(株)様、東京発電(株)様、(株)オリジンと共同開発、無効電力補償方式となります。
再生エネルギー等の発電設備の高圧連系向けに特化しております。
単独運転防止機能に特化したため、小型・軽量を実現し、装置設置は自立式、壁掛け式のどちらも選択も可能です。
本装置の導入により、低価格な“逆潮流ありの分散型電源システム”が実現できました。
同一発電所内の複数発電機でも、本装置1台で対応可能です。
発電所出力800KW以上には並列設置にて対応可能です。
制御電源は、AC100V、AC200V、DC100V~125Vから選択可能です。